潮騒ボンバー日記

山下達郎フリークの筆者による、つれづれの雑記帳です。

山下達郎 新宿ロフトライブ間近なので、ボトムラインライブを回顧!

山下達郎さんの新宿ロフトライブ、eplusでの予約がはじまっています(あえて非リンク)。
そして、25日には予約終了。私はもちろん、あらん限りの念をこめて申し込みました。
当選発表はすこし先(9月28日)ですので、もう少し過去のライブを回顧しながら個人的に盛り上がっておこうと思います。

 

達郎さんのライブハウス熱(?)があらわになりはじめたのは、2008年に本格的なツアーを再開しはじめた頃だと記憶しています。
そして、マニアックツアー(Performance2014)を前にした際に、

「単にライブハウスでやりたかっただけじゃない、将来の『JOY2』を見据えてのこともあって」

「もっと選曲の幅を拡げたいという気持ちが強くてね」

というコメントをファンクラブ会報に載せています。


JOY2に関しては、多くの皆様がお察しのとおり、「また言わはってる(笑)」感が強いのですが、それでも、今度こそは…と信じてしまいたくなるのがファン心理というもの。
そういった意味も含め、マニアックツアーの最後に唐突にブッ込まれたボトムラインでの一夜限りのライブは、本当にもう、奇跡と言いたくなるような価値あるものでした。

 

2014年10月10日、名古屋ボトムライン

 

いきなりですがセットリスト。

 

山下達郎 LIVE at THE BOTTOM LINE
2014年10月10日
名古屋ボトムライン
1.Space Crush
2.あまく危険な香り
3.雨の女王
4.ピンク・シャドウ
5.ジャングル・スウィング
6.ポケット・ミュージック
7.Only With You
8.世界の果てまで
9.The War Song
10.Candy
11.Love Space
(休憩)
12.Chapel of Dreams
13.シャンプー
14.You Better Run
15.Sparkle
16.プラスティック・ラブ
17.Bomber〜ドラムソロ〜小笠原vs達郎〜Silent Screamer
18.Circus Town
(EN)
19.The Theme From Big Wave
20.Let's Dance Baby
21.恋のブギウギトレイン
22.Blue Valentine’s Day
23.Last Step
24.Someday
25.Your Eyes

 

もうとっくに、いろんなメディアの記事になったり、何人かの方がSNSなどにアップされていますし、スピード命のネット媒体で今さら感もハンパないですが、もうそんなこと気にせずに、当時のメモをもとに私なりのレポートを書き留めておきたいと思います。

 

開演
(いつものように)SEが唐突に終わり、拍手、歓声。メンバーが順に入ってきて、最後に達郎さんが入場。すると会場のボルテージが急上昇。大大大拍手、歓声、指笛、叫び声(たつろー!)、どよめき。

1.Space Crush
マニアックツアーと同じオープニング、以下4連発。
曲がはじまって、達郎さんのひざが(足が)微妙に震えて見えたのは気のせいか…気のせいですね。

2.あまく危険な香り
達郎さんのカッティングから。POPPIN' TIMEのアタマ3発(Space Crush〜雨の女王〜ピンク・シャドウ)にJOY1曲(あまく危険な香り)を挟み込むのはマニアックツアー本編と同様。
1,2,3,4のカウントが続くのがイヤで、カッティングではじまる曲を間に入れたとのこと。

3.雨の女王
4.ピンクシャドウ
ここで初MC「こんばんは。よく当たりましたね〜」と客をいじる。

5.ジャングル・スウィング
「前半はマニアックツアーの曲を…」と言いつつ、ツアーではやらなかった1曲。この年の夏フェスでは披露されていました。

6.ポケット・ミュージック
CDのオリジナル音源よりもややテンポ早いバージョンはツアーと同様、達郎さんはテレキャス使用(CDではアコギが鳴っていて、私はそれも好きなのですが)。

7.Only With You
達郎さん、「ジャージーボーイズ見た?」と客席と気軽にやりとり。このあたり、今思うと2015-2016ツアーで「Can't Take My Eyes Off You」を取り上げた布石でしょうか。
「Only With You」は、おなじみGibsonのチェットアトキンスモデルで。

8.世界の果てまで
アコギ+オートハープ(間奏)。間奏終わりからマイク前までやや慌て気味に戻る達郎さんがかわいい。

9.The War Song
曲前にマニアックツアー時と同様のMC。曲終わって、ここまでで一番大きな拍手。

10.Candy
11.Love Space
曲前に、「お年を召されている方も多いので、この曲の後に休憩を15分ばかり(いただきます)、トイレ行きたい方はこの間に…」というMCのあと「Love Space」イントロでどよめき、歓声。
JOYの1枚目ラストを飾る、六本木PITINNを彷彿とさせる「Love Space」(ピットイン見てないけど)。アレンジはPOPPIN' TIMEバージョンのゆっくりめ。
ちなみに、「灼熱の2部へ…」というMCはありませんでした。
間奏で宮里陽太さんのサックスが終わりかな?と思った時、達郎さんが宮里さんに「もう1回!」という合図を送って、サックスソロ延長。
ライブハウスだと、こういうアドリブ的な展開もアリなんだ、と感激。2人のやり取りを見ていた柴田俊文さんが大笑いしてました。

 

(休憩)
12.Chapel of Dreams
まずは達郎さんが一人でひょっこり登場。「トイレ行かれた方はお戻りに、なりましたでしょうか?」と客席の様子うかがいのあと、「Chapel of Dreams」のカラオケをラジカセで流す。
達郎さんは生声(オフマイク)で歌う。

13.シャンプー
フェンダーローズに移動、「右側の人は見にくいでしょうが…しょうがない」。私の席はまさに右端、この曲では達郎さんのニットキャップがわずかに見えるのみでした…

14.You Better Run
白眉。
「うちのバンドはみんな本当にうまくて」、ということで、各ソロの順番をメンバー同士じゃんけんで決める。
佐橋佳幸さん1抜けで最後を選択、宮里陽太さん2抜けで最初を選択(達郎さん「やっぱり違うね〜」)、次いで柴田俊文さん、難波弘之さんの順に決定。
伊藤広規さんも手を上げるも、「広規は一番あと、まずはメロディ楽器を先にやっとかないと。だって広規がやっちゃうと…みんな帰っちゃうから」(達郎さん)
で、1:宮里、2:柴田、3:難波、4:佐橋の順で間奏ソロ。佐橋さんはステージ最前に出て客席を煽りまくり。
ギターのフレーズ(多分即興)にベースがユニゾンで合わせる、佐橋さんが広規さんを振り返ってニヤリ、というシーンも。

4人ソロ回しの後、曲が続く中、達郎さんが「うちにはあと2人、鍵盤が引ける人がいるんです」と、佐々木久美さんと三谷泰宏さんをステージ脇から呼び寄せる。
久美さんは柴田さんのオルガンでソロ披露、三谷さんは難波さんのアコピで、スキャット混じりのソロ(ヘッドホンみたいなマイク装着)。
そして広規さん、ソロパートのラストに登場。広規さんが前に出てくる時、ケーブルがもつれたのか、達郎さんがローディーよろしくケーブルを手でさばく。
広規さんソロ、ベースでジミヘンのパープルヘイズのフレーズを強引に挿入、センターマイクで熱唱(!)。

演奏時間の長い1曲でしたが、そんなことを微塵も感じさせないメンバーの皆さんのステージング。口あきっぱなし。

15.Sparkle
達郎さん「この後なにやりゃいいんだよ(笑)」の後、「ショートバージョンで」との一声ではじまった「Sparkle」。
もしや曲順とか決めてなかったのかな?と思ったり。
ファンクラブ会報には「シュガーベイブでライブハウスでやってた頃は、曲順も決めずに、次は何をやろうか、なんて言いながらやってたんだ」というコメントもありました。

ところで、最近のライブでは「Sparkle」はショートバージョンになっているので、そろそろ普通バージョン(?)やロングバージョン(85年頃の)も聞きたいですね。

16.プラスチック・ラブ
曲がはじまると、ひときわ大きなどよめき。この曲もマニアックツアーでは演奏されなかった1曲でした(夏フェスでは披露)。

17.Bomber〜ドラムソロ〜小笠原vs達郎〜Silent Screamer
マニアックツアーでは「Silent Screamer〜Hot Shot」でしたが、ボトムラインではこの構成でドラム合戦。

18.Circus Town
本編はツアーと同じ「Circus Town」で幕。
「Space Crush」ではじまり、「Circus Town」で終わる。私が知らない時代の達郎さんのライブを、時を超えて見せてもらったような気がしました。

 

(アンコール)
19.The Theme From Big Wave
赤いシャツに着替えて達郎さん再登場。
「アンコールは予定調和だと言う人がいるが、芸事をしている人間にすれば、本当にありがたいもの」
「33年ぶりのライブハウス、声がもつかな?と思っていたんですが、なんとかもちました」
本当に、声はすごかったです。むしろアンコール時の方が高音のアタックが強かったような記憶。

20.Let's Dance Baby
恒例のクラッカー、「気がすんだでしょ」(達郎さん)
フライングする人はほとんどいませんでした。オーディエンスの集中力さすが。

21.恋のブギウギトレイン
達郎さんがカッティングで最前列を煽る煽る。その時、後ろのコーラス3人組は楽しそうに写真撮影していました。
ブギウギが終わり、バンドメンバー一列に並び、客席に一礼して一旦はけ、達郎さんが一人残る。

22.Blue Valentine’s Day
大瀧詠一さんの曲。テレキャスで弾き語り。
私はもう心が震えすぎており、細かな言葉遣いは定かではありませんが、達郎さんのMC。
「これまでのツアーでは大瀧さんの名前を出さなかった」
「軽薄なトリビュートなんてやりたくなかったので、ツアーではこのような形(多分、曲中に大瀧さんの曲を挿入していたこと:「夏の陽」のアウトロに「天然色」のワンフレーズ、とか)に」
「今夜は大瀧さんの曲を」

23.Last Step
「Blue〜」終わって続けてこの1曲。最初のコードを間違えて、「あ、間違えた」やり直してくれました。
間奏の長音、JOYだわこれ、と堪能。

24.Someday
テレキャスを置き、音取り用のハープを出して、最後の締めのMCに入ったところ、客席から「えーーー!(もっとやって)」の大歓声。
「そういうの老人虐待って言うんだよ!」「逆介護施設」「シャレですよシャレ」と言いつつ、再びバンドメンバーをステージに呼び戻す達郎さん。
「一曲残ってるのを」と言ってはじまった「Someday」でした。

25.Your Eyes
再度メンバーがはけて、達郎さんだけ残り、本当にラストの「Your Eyes」。
曲が終わり、タンバリン(この日は使わず)を投げ入れて、ステージの端から端まで笑顔で手を振って、袖へと退出。

 

達郎さんのMC、思い出すままに

 

当日、達郎さんが語ったMCをつれづれに箇条書きしてみます。

「皆さん、今日は(チケット)一人一枚ということで、見知らぬ同志、恋が芽生えたり(笑)」
ボトムラインの最長記録は、日野皓正さんの(午前)1時半(終演)というのがあるらしいですが…(オールナイトで!、という声に)老人虐待!」
「今日のチケットは10,800円。でも今日だけでみると赤字なんです。33年前は4,500円でした。もし今、4,500円でやったとすると、自分たちで車を運転して楽器運んでセッティングして演奏後ばらして、となってしまう。今日はその値段分、楽しんでいただければと」
「僕には、ホールよりもこのくらいのスペースが本当に合ってる。できれば、またこういうところでやりたい」
ボトムラインで以前、ローラニーロを見た。ライブ後にローラと味仙(※)の2階でべろべろになるまで飲んだんですが」
(※味仙はボトムラインのほど近くにある中華料理屋)
「小笠原くん、メンバーに入った時は23歳でおばさんキラーでしたが、とうとう30歳になりました」

 

ボトムラインライブ後の打ち上げ情報

 

後で知ったのですが、佐々木久美さんのブログによると、当日の打ち上げは味仙でやったんだとか…
行けばよかった…すぐ近くのライブバーで飲んでたのに…
まあ、行ったところでバンドの皆さんと飲食できるわけではありませんが、最後になんだか、でっかい落し物をしたような心残りを覚えました。
ともあれ、ライブは最高でしたし、今もいろんなシーンを思い出しては浸っていたりします。


あんな幸せな時間を、ぜひもう一度、新宿ロフトで味わいたいものです。